気分を変えて、映画のはなし、今年は久々に映画館へ行こうかな? 映画館の思い出・昔を思い出して・今は亡き映画館3つ4つ

庶民のもやもや続き、
今回も地味おひとりさまの、とりとめないつぶやきです----

映画館で映画を見なくなって久しいです、

学生時代は、西梅田の通称ダイマイ地下っていう2本立ての映画館によく行っていた気がするのですが・・同じ年代で京阪神にいた方ならああと思われる方が沢山いると思うけど、毎日新聞社の地下にあった映画館。もう恐ろしく前のことですね。2本立てで入れ替わりもなく、当時は2回続けて見たり、好きだったブレードランナーがこの映画館にかかると義務感のように(?)出向くのですがある時、併映がなんと時計仕掛けのオレンジで、ブレードランナー見たさに時計仕掛けのオレンジも見たら気分が悪くなって(?)しまったりしたことがあったなあ、当時東京へ進学してた友人が、知り合ったドイツ人のハーフの男の子が気難しい子で困ると言ってて、どんな子?って聞いたら、この映画を30回(多分誇張していたと思うけど)見たとかともかく好きだと言っていたのだが、相当病んでるのがよく分かった事も今頃ふと思い出す。(当時も君は僕の時間を浪費しているとか真顔で言う子とか、信じられんなああと思っていたが納得した)

実際は、同じ系列でさらに椅子はパイプ椅子で見るこちらは地下でなくエレベータをあがって見に行く方はヨーロッパ映画を見ることができ、実はこちらの方がよくさらに出向いていた気がする。ヴィスコンティとかも初めてここで見ることができたと思う(ドイツ3部作と熊座の淡き星影!)アランレネの24時間の情事はどうしても見ることができず、途中で退室してしまったりしたけど、銀河とブルジョワジーの密かな愉しみなどブニュエルはすごく好きになったり、甘い生活、去年マリエンバードでとかもここで見たことを思い出す・・思えばしかし、今のシネコンのどこもふかふかの椅子を思えば、よくあんなパイプ椅子の映画館で何時間もすごせたよなああって思ったりして、なんだかいろいろ思い出してきた。

そういえば、西梅田ではないけど、扇町で当時、ルイズブルックスの無声映画を見れるっていうのでいてもたってもおられず見に行ったこともあった!併映はリリアンギッシュ(「八月の鯨」が当時話題になってたからと思う)と渋かったけど、こちらはさすがに古いと思ったのに(確かにものすごく可愛かったけど)ルイズブルックスのパンドラはなぜか全然古く感じず、本当に釘づけになったのも懐かしい。甥のアルマンを膝にのせているルイズがあまりにもかわいくて衝撃だった、本当によく見ることができたものだ。

どちらの映画館も今はもうない。

さて、その後90年代は今よりさらにぱたりと映画を見なくなっていたと思うのだけど。もう、10年くらい前少しだけまた神戸ハーバーランドや新開地に少しだけまた見に行くようになってた時期があって、デビットリンチのインランド・エンパイア(公開は2007年だった、10年も前?) を仕事帰りに確か見に行ったら、ものすごくデビットリンチの映像にくらくらしながら映画館を出た後、普通に帰ろうとしたら、JR神戸駅が紫色に稲光がすごく(雨は降っていなくて音と光だけ怪しすぎる紫色にびかびか光ってた!!)雷の音と暑い夜で、今見た映画の地続きかと思ったぐらい、ものすごく不思議な感じでそのまま大倉山まで歩いて帰った記憶とかがある。

どちらが先だったかなんだかもう、覚えてないのだけど、ブロークンフラワーズも当時見に行き、終バスに揺られて帰ると両親は既に眠ってて真っ暗な中、たまたま台所に映画と同じように、ガラスのおおきな(花瓶でない)グラスに母が庭で父が一時育てようとした大味のピンク色の大きなバラを1本さしてあったのがすごく印象的だった。

ものすごく映画マニアって訳でなく、映画についてものすごく語るとかはできないのに、時々映画っていうのは一人で行く、もう、学生の頃のような回数を行くわけではむろんないけど、それでも「映画館へ行く」っていうこういう不思議な感覚は結構すきかもしれない。(新聞で見つけ1行のタイトルで、深夜映画を一人で見るのも悪くなかった、サム・シェパード「天国の日々」!)

ジムジャームッシュ監督ものは学生時代、おしゃれ映画(?)として見るべしみたいな風潮があったように思うのだけど、当時はなぜか見ず(おしゃれ映画っていうのがダメだったもよう)後、実は私の好きな原田治さんがジムジャームッシュをあまり評価しておられず余計見なかったっていうのが大きな一因だったのだけど・・ちょっとそれを置いてみてみると、すんなり「あれ、いいかも」っていう感想だった。

原田治さん、ブログを去年書いてて東京で展覧会があったようで久々の懐かしさに浮かれて記事にしていたが、なんと今年お亡くなりになっていて愕然とした。(しかし、ふと考えたら、先の2つの大阪の映画館もだけど、このハーバーの映画館ももうないのだった!)

原田さんはなぜジャームッシュがお嫌いだったのか?ものすごく趣味のよい方なので、 とりあえず、なにか本物でないものと 何度かおきらいであるようにつき話して短く語られるエッセイやインタビューが何度かあったと思う。

ううーむ、原田さんは亡くなってしまったけど、ジャームッシュは亡くなっておらず、最新作が出たみたいだ。最近、本物ってなに? 派手なもの、きらきらしたもの、さらに苦手になっている、それより忘れられたもの、ひっそりしたもの、ありふれたもの、でも存在しているものにより惹かれる。

「パターソン」
ひっそりとした物語で、主人公たちにドラマチックな緊張らしき出来事は一切ない。-中略-例えば、忘れられた小さな街で機械式ゴンドラのように移動する公共バスの車窓から見える景色のように。

っていう監督のことばに、野暮なわたしはすっかり久々に見に行く映画な気がしてきている。

とりとめないところでとりとめないポーズをつくっている、とりとめない地味おひとりさま。8月になるとお盆のためか昔が突然やってくる感じなんだろうか?そんな気もしてきた。暑いけど、また、窓口へ前売り券買いにいこうかと思う、すごい、久しぶりに。

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