おひとりさまの先輩・松原惇子さんの「ひとりでも安心して暮らす方法」に大いに励まされる



松原惇子さんと言えば、私の学生時代の終わりごろ「クロワッサン症候群」という言葉が話題になった同名の著者という風に私にもインプットされていましたが、(1988年刊でした)私がクロワッサンを読み始めたころは既にこの実質被害者(?)になった初期のターゲット向けではなく編集方針が変更された後だったのもあり、「うーむそういう事もあったのだな」程度の認識だったように思います。

実際にお生まれも1947年、昭和22年と団塊の世代初期の方であり、私のイメージとしては少し上の世代向け(一応18歳年が違う・・)といった感じで結局、今まで著書を実際に拝読することなく来たのでしたが、ひょんなことから今年になって「終活」の実践者といった形で接するようになりました。

この本の他に、今年の最新刊のエッセイ集を拝読したのですが、私の年代もバブル世代と言われる世代と思いますが(私は既に当時まったくバブルの恩恵を見なかった地味な学生だったのでいつも違和感がある)松原さんの世代の方はそのころ30代から40代とむしろ私などよりよほどバブルを謳歌されたのだろうなあ、と感じます。

名のある都会派の文筆業であられるため、経済的にもどうも、私の様な地方の一般地味事務社員とは違うようで、ともかくお元気でパワフル、推奨されるその生活様式にも、正直最初読みながら「これは・・わたしには・・無理やな・・」と違和感に読むのを断念しそうにさえ(?)なりましが・・そこをなんとか抑えながら読んでいると、ところどころそんなパワフルな松原さんでさえも弱気になられたりすることに反対に励まされ、実際に「おひとりさまの覚悟」に関する様々な教えは本当に共感することばかりで毒舌(?)はともかくとても信頼できる先輩を再発見ってかんじでした。

そうは言っても、実は第1章の 今贅沢しないでどうするの とか、第3章の 管理に労力がいる不動産は整理する とかの違和感はどうにも半端なく、これは、時代のせいなのかな?とも思うのですが、どうやらこの世代のおひとり様なら、「そこそこ資産を持っているものだろう」との前提らしいのですが、その不動産も、そもそも「別荘」のことを指してたりとかとか・・貴金属・車・骨董品・会員権?そんな簡単に今どきの庶民おひとりさまが別荘その他財産を持ってたりするのだろうかと貧乏地味おひとりさまの驚きのつぶやき・・どんだけこの世代のおひとりさまは金持ちなんだ・・)そのあたりはちょっとやはり前提のバブルの頃の稼ぎの違いだろうなあとようやく納得して、まあすべて取り入れろなんて先輩もおっしゃってるわけではないでしょうし。この辺は地味おひとりさまのわたしは必然的に読みとぼしますが・・・

そんな格差ありすぎで、参考にならないかと思われたのにいったい何故この本を「手元参考資料として」購入決定したかとうと、一番私が目からうろこだった、第10章の「いざときノート」”病気になったとき友人にどこまで頼めるか” の項、があったからでした!!

H29-11-追記)
以下の記事は現状ではやはり「誤りの行為」となることをコメント欄でみーさまよりご指摘いただきました(現在は保証人のシステムがとても厳格になっているので以下のような対応はほぼできないそうです)とても正確な現状での注意点として私も拝受いたしました、コメント欄を是非ご覧ください。

不注意な記事をあげてしまっていることお詫びいたします。実際以下の行為はやはり使用できない模様ですが、「わたしの精神的な支柱・考え方」として以下でご紹介した松原さんの言葉はわたしにはやはりとても有益だったので、大変心苦しいのですが一部誤りのあるこの箇所を削除せずに残させていただいております。
こちらの記事をふとお目にとめて頂けた方にはこの誤りを踏まえてご覧頂けましたら幸いです、重ね重ねみーさまご指摘ご指導ありがとうございました。


さらっと7-8行で書かれてるのでしたが 入院手続きを求めらた際、ふさわしい友人が思い浮かばなかったら・・病院のスタッフに「保障人はいません。でも、お金はちゃんと払います」と堂々と言うこと、実際に松原さんの知り合いはそう言い切って入院したそう。(同著P202参照)これです、これ!!

そんなに心配することはない。どうにかなる。
保証人がいないからといって、医者は、入院しようとしている患者を放り出したりはしない。また、ひとりの人が増えている昨今、保証人を求める病院は減りつつある。手術のときの身元引受人も同様。いないときは「いません」で通せばいいのだ。

いつだったか、堺のある病院でホームレスの救急患者を放り出したという恐ろしいニュースはありましたが・・これは、そもそもものすごく異例、まあ、長年の慣習もあり、大っぴらに保証人は不要、とかにはむろん言えないし、今のところ廃止にもならないだろうけど、通常の「きちんとお金の支払える人」を保証人がないからと拒否することは、病院も(人道的にも?)無下にすることはないですよね。(「ないものはない」って多くなればむろん?)なんだかこのページだけでもものすごく価値ある本だと私は感じてしまいました!!いや、ほんとですよ。きちんと必要な資金を用意していれば例えおひとりさまだろうと怖がることはない!!っとものすごく励まされました、これを読んでほんとに改めてインデックス投資信託等を利用して「老後資金をきちんと設定・確保すること」を確認しましたよ。

松原さんのこの本では、そのほか兄弟や親類との不和にそなえて辛口の発言とか、はたまた婚活に対しても同様の辛口発言がそれこそズパっと記載されているのですが、「おひとりさまの覚悟」っていう意味では本当に共感できるのと(ところどころ財産の多いおひとりさまと少ないおひとりさまの違和感はあるにせよ・・まだ言ってる・・)経済はともかく「人に迷惑をかけない、おひとりさまになりたい」私にとても具体的指南の数々で元気が出る本でした。

実際私の場合、両親が他界すれば頼るのは実質自分のみ(弟たちはそれぞれに家族があるので頼ることは実質できないと考えている)しかし本当にこの本でなんとかできるかもと希望も湧いてきています。

ともかく、この本を読んでおひとりさまの老後に闇雲に不安になるのでなく、自立支援は(不完全かもしれないけど)現在実際に利用できる社会保障やその他の情報が存在する事もだんだん学べたので、さらに今後も変化する情報を閉ざすことなく入手する行動力だけは自分に課そうと思っています。本当に私の様なネガティブな人間にも届く実用の書を記してくれた「おひとりさまの先輩」に大感謝です。







この記事へのコメント

  • みー

    松原さんのファンなので、この記事も面白く拝見しました。
    松原さんの本は多少偏ったり間違ったことも言っていますが、まっすぐで一生懸命な視点にいつも魅かれています。
    この本は私も読みましたが、一点
    >また、ひとりの人が増えている昨今、保証人を求める病院は減りつつある。手術のときの身元引受人も同様。いないときは「いません」で通せばいいのだ。

    これは違っているかと。
    この本がかかれた当時は知りませんが、今は医療訴訟が頻発して、昔よりはるかに保証人は厳しくなっています。
    弁護士でも保証機関でも社会福祉法人でも、後見がいても、後になって遠縁の(それこそ故人が一度もあったことのないような)親戚が病院を訴えて、すべて病院側の敗訴、となってからです。

    友人でも構わないので、保証人は確保しておくべきだとは思います。
    老婆心より。
    2017年11月09日 01:46
  • みー

    入院は病院にもよりますが、特に全身麻酔を伴う手術は立会人と保証人がいないと今は絶対に不可です。
    金銭保証だけでなく、身元引き受け(死体)、医療同意
    があります。
    特に医療同意は、判例でも「成年後見人でも保証人でも医療同意の権限がない」とはっきりされてしまってから厳しくなりました。

    松原さんの仰りたいことはわかりますが、彼女がある程度の著名人で富裕層だということ、時代がまた(逆行するように)動いているということも事実です。
    2017年11月09日 01:51
  • ひなまめ

    みーさま

    みーさんも松原さんのファンとお伺いでき、本当に励まされコメントうれしくありがとうございました!そして本当に上記に関してのご指摘、はっとなりました、重ねて感謝いたします。

    この著書は2011年刊のもので既にいまから6年前、当時はなんとかこれで凌げたのかもしれなくとも、ご指摘のように現在は医療同意がさらに厳しくなっているとのことで、今後はやはり注意が必要であること・・・ 厳しい現実ですが本当なのですね・・みーさんの入院に関する情報は本当に詳細でらっしゃいます、わたしも頑張ってなんとか保証人確保に対処できるようしていきたいです!

    しかしそれにしても今後、保証人が確保できない個人が増えることに対してなんらかの制度も整備されることも願ってやみません。

    やみくもに悲観的にならず、しかし、できる限り可能な対応をこころがけて行きたいです。

    重ね重ねご指摘ありがとうございました!是非これからもよろしくお願いいたします。
    2017年11月09日 10:18