お正月休みは、好きな挿絵絵本関係のうっとりのガイドたちを引っ張り出して



もうすぐお正月休みも終わってしまうので、久々に本棚から引っ張り出して眺めるお気に入りの本・・

昔、大好きになった英国のケイト・グリーナウェイの復刻絵本を入口に、おとぎ絵本(もちろん復刻本ですが)を一生懸命見ていました。

最近北欧モダンが流行ってて少し装飾過剰(?)としばらく離れていたのですが、そんなモダン北欧デザインも、源泉の一つとされる、カール・ラーションがケイト・グリーナウェイのファンだったとか知ったりして再びわたしが魅入られていた世界と実はつながっていたのを嬉しい驚きでまた、再びすきを再確認しています。

上の本は本当によくまとまっていて、北欧神話の復興についてとてもよくわかる気もして楽しい・・北の白い夢の旅の序章で始まるこのムック本、ハードカバーではないですが、とても美しいつくりでページをめくる楽しさにあふれているのも本当にうれしいところ。おとぎ話の源泉は北欧神話と切っても切れないということで、やさしい歴史やその他の興味深い解説が続きます、当然のように(?)最近はやりのフィンランドのアラビアで以前1999年まで出していたイヤープレートのモチーフフィンランドの国民的叙事詩「カレワラ」についての解説もあり、ああそうだったんだなああ・・とか本当にとても面白いのです。

濃紺と独特な茶の濃淡でモチーフが印象的だったアラビアのイヤープレート・・確か、まだバブルの時代でキリンビールさんが会員向けにビアマグの領布会していて、1986年デザインのイヤープレートと同じ柄のビアマグを販売してた記憶があります。当時は20代の自分には高くてもちろん買う予算はなかったですが、おとぎ話本つながりで背後のストーリーの豊かさに要注目を紹介してもらえたと、眺めていた記憶があります・・

様々な神話復活の動きの中で、絵本黄金期のイギリスのアーサー・ラッカムがしかし北欧神話のイメージの決定打となったというのも流れを追えば不思議に納得するものの、あれ、肝心の北欧の作家は・・?となった後、表紙にも採用されているカイ・ニールセンは多数、そしてわたしの好きなエルサ・ベスコフやカール・ラーションも紹介されていて大満足。そのほか知らなかった多くの北欧の絵本画家が紹介されていて見飽きません。この紹介される作家の中ではぐっと年代が若いと思われる、トーベ・ヤンソンも最後に紹介があります。

「北欧のデザインとおとぎ話は同時代である、どちらも19世紀の北欧の国民文化の目覚めのなかで意識され、世紀末に新しい出発をした。」という最終章に再納得。

そうそう、ちょっと苦手(革命後のロシアアバンギャルドとかがちょっと苦手)な北欧の隣国ロシアですが、それでも民族復興の流れでこの流れにももちろん入っていた時期も再確認出来ておどろき、ウィリアムモリスつながりにまた戻ったりして・・

いろいろなつながりに、しばらく心地よくほおっとなれました、たまにこんな時間が悪くないです。

で下のムック、これまたお気に入りの、入手可能なおとぎのロシア・ビリービン本、表紙はちょっとこわい、バーバヤガーの家の前にしゃれこうべの灯でたたずむ麗しのワシリーサですが・・でも、装飾罫のクローズアップのページやほか盛りだくさんででこれまた眼福、実際の初版本の印刷とは程遠いとはいえ、十分その残り香を想えて大すきな本です。ビリービン自身も友人の描いた肖像画によるとすごくハンサムなのが妙に(?)うれしかったりして・・

しかしほんと、京都で開催されてた、『生活と芸術アーツ&クラフツ展ーウイリアムモリスから民芸まで』の、ヨーロッパでの影響編で、あまりにも美しくて衝撃だったことは何年か経つごとに、今も思いが募ります・・ヴィクトリア&アルバート美術館蔵の初版本と思しき帝室文書印刷局による豪華本「麗しのワシリーサ」より、赤の騎士のページ!!が当時会場に出てた・・何度も会場を戻ってその展示を見ました、美しく本当に光輝くかのような豪華印刷で表現される、赤ぞろえの騎士・・うう多分もう一生見れないけど見れたのは夢のよう・・